つらい状態から抜け出すのを諦めた状態のこと
彼は小型の古いザブトンみたいで
いつもどんより•クタッとしていました
私の心は生温く重くなり
やる気はみるみる失われていきました
ある日
彼と向き合ってみました
私
なんで私の中にいるの?
無力くん
だって、オレがいないとさ〜
まりちゃん、すっごく傷つくだろ
だからいつも一緒にいるんだよ
そんなんだ…
小さいころ
はじめて無力くんと暮らしはじめた頃のことを
思い出しました
あれは3歳のころ…
両親が離婚し
わたしは母の実家で
母と遠く離れて暮らしていました
母に会えるのは
28日(4週間)に1回、週末のみ
ホントはずっと一緒にいたい
寂しい…
でも
我慢して•我慢して•我慢して…
そして、やっと会えても
一緒にいられるのは週末だけ…
そしてまた
長くてつらい28日がはじまります
やってらんね〜
そして無力くんは
わたしの心の中に住みはじめました
期待しなければ
傷つかなくてすむ…
あの頃のわたしの心を守るために
無力くんは必要だったのです
3歳のころのつらい気持ちを
ビリーチェンジセラピーで解消し
私と無力くんは
共依存状態を卒業して
お互いに自立した関係になりました
無理くんは、今もときどき現れて
最近ど〜よ?
無理すんなよ
って声をかけてくれます
根暗だけど優しい
古い友達
無理くん
ありがとう
無力くんこと
学習性無力障害は
自己肯定感が低い方によくある状態
もしあなたの中に無力くんが居続けると
いつまでも人生が低空飛行なままです
でも大丈夫
なぜなら学習性なので
学び直しにより変えることができるんです
無理くんは
誰からも応援•サポートしてもらえない
子どもの心に住みはじめます
だから
無力くんと適切な距離を持って
自立した良い友人になるためには
誰かの応援•サポートが必要です
もしよろしければ
その応援•サポートを私にさせてください
きっとお力になれると思います