ゲシュタルトの祈り 毒親育ちの親子関係

人間関係に悩んでいる方にオススメの詩があるので、紹介します

ゲシュタルトの祈り

フレデリック・S・パールズ(ゲシュタルト療法の創設者)

私は私のことをします
あなたはあなたのことをしてください

私が生きているのは あなたの期待に応えるためではありません

あなたが生きているのも 私の期待に応えるためではありません

あなたはあなた 私は私

もし私たちの心が通じ合うことがあれば それは素晴らしいことです

もし私たちの心が通じ合わなくても それは仕方のないことです

いろいろな訳があるので、原文ものせておきますね

(原文)
I do my thing, and you do your thing. 

I am not in this world to live up to your expectations, 

And you are not in this world to live up to mine. 

You are you, and I am I, 

and if by the chance we find each other, it’s beautiful. 

If not, it can’t be helped.

 

読んでみていかがですか? 何か感じましたか?

冷たいな
イライラする
つらい
ホッとする

 

誰のことを思い出しましたか?

もしあなたが毒親育ちだったり、親との関係に悩んでいるなら
お母さんやお父さんのことを思い出すかもしれないですね

毒親育ちのクライアントさんは、ご自身の心身の健康のために
ご両親と絶縁したり、それなりに距離をおいて暮らしている方が多いです

 

一方で、献身的なほどにご両親に尽くしている方が数名いらっしゃいます
まるで、以下のような感じです

私が生きているのは 毒親の期待に応えるためです

たとえば…

ご自身の生活もままならないのにご両親に生活援助をする
何人かご兄弟もいるのに、介護をほぼひとりで引き受ける
お母様の電話相談に、深夜6時間もつきあう(ご自身は翌朝も仕事なのに…)

私は3歳の時、母に置き去りにされたので、それ以来 強制絶縁状態
幼いころ十分な愛情を受けられなかったので、今でも親の愛を求める気持ちが胸の奥にあります

もしかしたら… ですが
上記のように献身的に毒親に尽くされる方も
どこかで、親からの愛を求め続けているのかもしれない

毒親育ちの方たちが
ご自身にとって安全で心地よい親子関係、人間関係を築けることを祈っています

常識やご両親の要求にこたえるのではなく
何よりもご自身の幸せを最優先してほしい

植物のように、あなた自身に日が当たる場所に枝を伸ばしてほしい

そう祈っています


写真は庭のヤマアジサイです